隣国との戦により故郷を失った少年は、今も多くの人が自分と同じような悲しみを抱いていると理解した。

力ではない別の何かで戦争を止めようとする無力な少年は、その術を求めて世界を彷徨う。



1st.[空色の願い]




1.目覚めと空
家族は身を挺し、炎に染まる故郷から少年を逃がした。
無我夢中に走り、やがて自身でも気づかぬうちに気を失う。
そして目が覚めると、彼は草原に横たわっていた。
2.見えない涙 同じように被害にあった集落を見つけて立ち寄る。
手当てなどの代わりに何か出来ることはないかと考えるが、
子供に出来ることなどたかが知れていた。
集落の人々の彼を見る目が次第に白くなり、夜のうちに出て行くことにする。
3.光 自国兵士に保護され要衝都市にたどり着いた少年。
騎士団長だった兵士は、時計台から夕焼けの街を少年に見せる。
「ここを我々が守るのだ」と。
しかし、相手を倒すことで得られる物への疑問を捨てられず、
少年は夕闇の中、兵士を追って国境付近の森へと一人駆け出す。


果たして彼に何が出来たのか。観測者「Luna」は知っている…。